石川の2旅館で集団食中毒306人、ノロウイルスを検出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000165-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000112-yom-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000120-jij-soci
石川の2旅館で集団食中毒が発生し、306人が症状を訴えているとのことです。
ノロウイルスが検出されたと言うことで、3日間、調理室が営業停止処分になったようです。
旅館の安全衛生対応が不十分だったのか、
それとも生で食べる食品の中にウィルスが紛れていてどうしようもなかったのか、このニュースだけでは判断が出来ません。
もちろんこういった衛生面での対応は絶対に必要なものですが、人為的な事故ではなかった場合、大事なのは、今後の対応です。
食品管理・衛生管理の徹底はいうまでもありませんが、それ以外に大事なのがいわゆる風評被害への対策です。
口コミでもそうですし、ニュースを見た旅行代理店・一般消費者の方は、これらの旅館を選びにくくなります。
そういった場合に、できるだけ誠実さと安全性をアピールし、素早く信頼を回復する方法を考えておかなければなりません。
リスク・マネジメントというものがあります。
これは危機管理と訳されますが、これには2種類あります。
・起こるであろうリスクに備える。起こらないようにする。(予防)
・起こった場合、どう対応するかを決めておく。(対応)
これらを普段から意識しておくことで、リスクの発生率が低くなりますし、また実際に起こったとしても、その対応が迅速に行えます。
例えば今回の場合であれば、まず、被害者の方、関係者の方に誠意のある謝罪をします。
同時に、自社+第三者機関によって徹底的に原因を追及します。
その結果わかったことを、包み隠さず発表し(ディスクロージャー)、その対策も徹底的に行います。
これは、ちょっと過剰なぐらいがよいです。
そして、その対策を行ったという報告を、
『ご迷惑とご心配をおかけいたしました』という謝罪の文章とともにきっちり発表します。
WEBサイト上や、じゃらん・楽天トラベルなどでも掲載します。
また、口コミサイトなどにもその旨、丁寧に対応していくことです。
一番ダメなのは、口コミやそういった悪いニュースをそのまま放置しておくことです。
特にインターネットでは、そういった書き込みはずっとデータとして残っていきます。
検索された際にそういった悪い内容が出てきてはマイナスとなります。
根気のいる作業ですが、一つ一つ丁寧に対応していくことで、逆に信頼感のアップにもなります。
また、嘘をつくこともいけません。
これは昨今の事件を見ていればよくわかると思いますが、偽装したり、嘘をつくことで、最終的に得をしたケースはほとんどありません。
後々面倒になり、余計に悪い状況に陥るだけです。
それでも嘘をつく企業が後を絶たないのは、目先のことだけを考え、保身に走るからです。
そうならないように、普段から企業倫理について、考えておくべきです。
今回のような事件は、対岸の火事ではなく、実際に自分のところにも起こる可能性があると思わなくてはなりません。
こういった場合の危機管理マニュアルを作っておけばよいのでしょうが、なかなか実際に起こったところでないと、作る気にならないでしょう。
もし余裕があれば、万が一に備えて、緊急時のマニュアルを作っておいてはいかがでしょうか。
なにはともあれ、いちはやい被害者の方の回復と、今回の2旅館の迅速な対応、早期の復活が望まれます。
<以下、記事の引用>
石川県は12日、同県加賀市内の旅館2施設で、大阪や滋賀など6府県の宿泊客ら計306人がノロウイルスによる集団食中毒を発症したと発表した。
南加賀保健福祉センターは12日から3日間、2施設の調理室を営業停止処分にした。
県によると、同市潮津町の旅館「佳水郷」で5~8日の宿泊客228人が腹痛や下痢を訴え、同市山代温泉の旅館「葉渡莉」では8日の宿泊客78人が同様の症状を訴えている。それぞれ検査した客からノロウイルスが検出された。
発症者は10~50歳代で、いずれも快方に向かっている。
県は旅館で出された料理から感染したとみて、食品の特定を進めているが、2施設の感染経路に関連性はないとしている。