アンケートほど不躾で面倒なものはありません。
旅館にしても、飲食業や、その他サービス業にしても、わざわざサービスを受けにきているのに、仕事をさせられているようなものです。
「書いてくれる人は書いてください。」というようなスタンスでさりげなく置いている所もありますが、まじめな人は書かなければならないと思ってしまいます。
しかしアンケートはちょっとした業務改善に役立ちますし、お客様にとってはどのように思われているのか?など気になる所です。
そこで、アンケート結果を別の方法で取得するのがホスピタリティとして優れているのではないかと考えます。
普段、レンタルビデオやスーパー等で、ポイントカードや割引券を交付するお店があります。
主婦の方々はポイントカードや割引券が意外と好きで、財布をパンパンに膨らませている方も多いかもしれません。
そのお店には少なからずとも「また、来るかもしれないであろう」とう気持ちが存在する為、受け取るわけなのです。
逆を言えば「二度と来ないであろう」というお店のポイントカード&割引券は受け取りません。
これは、下手なアンケートよりも有効なアンケートだと思います。
はじめて来店されたお客様にポイントカードはいりますか?と聞き、「いりません」という事は、そのお店には今後来るつもりが無いという事です。
ポイントカードを持つという事は、リピーターになる可能性があるという事。
これで人気やリピータ度合いが測れるという訳です。
お客様にわずらわしいアンケートを答えてもらうことなく、
「また、このお店を利用したいと思いますか?」という質問に答えてもらっているようなものです。
これを旅館でも活用すべきだと考えるのです。
しかし、旅館の場合はポイントカードを発行するような事はほとんどありません。
何度も訪れるであろうビジネスホテルなどでは活用できますが、旅館ではなかなかそうはいきません。
そこで旅館の場合は、お客様の記憶の中に、ポイントカードを発行するのです。
要は、いちいちポイントカードを発行するのではなく言葉で伝えるだけ。
最終チェックアウトの時に
「次回、ご宿泊された際には、○○の特典がございますが、ご宿泊情報に登録しておいてもよろしいでしょうか?」
と言う具合に。
これは例えの話ですが、これを工夫すれば、無駄なアンケートなどいりません。
要はお客様にわずらわしいアンケートに答えてもらうより、間接的にその質問に対して得られる回答を、別の手段で取得する方法さえあれば、アンケートは必要ありません。
これはかなりレベルの高いホスピタリティの一つだと思います。
是非ともアンケートを撤廃すべく、色んな趣向をこらしみましょう。
2008.04.04 | ホスピタリティ | by 001




