よく、『宿スパイ』というネーミングが悪い、というご意見をいただきます。
おそらく、20人以上の方に言われていると思います(笑)
やはり、『スパイ』という言葉にマイナスイメージがあるのでしょうか。
特に、お年を召されている方には、言葉自体に抵抗があるようです。
それでもこの名前にしたのには、理由があります。
スパイは情報収集のプロです。
こっそりと知らないうちに入り込み、必要なプロの仕事をこなし、相手に気づかせないまま、出て行きます。
ミッション・インポッシブルや、ジェームズ・ボンドに裏付けされているように、
その手並みの鮮やかさには誰もが憧れます。
しかし、それらは表面でしかありません。
その裏には、プロならではの苦労と、膨大な準備、そして知識と知恵があるのです。
実際はそんな華やかな物ではなく、もっと泥臭い、もっと地味なことなのです。
それは、つまるところ、『プロ意識』と言い換えられると思います。
私たちはその『プロ意識』を、『スパイ』という言葉に込めました。
気取っているわけではなく、その『泥臭さ』こそ、大切にしたいと思っています。
私たち宿スパイの仕事は、調査です。
それは、病院で言うところの『診察』です。
どこが悪いのか、そしてどこはよいのか、旅館全体を人間ドックにかけているようなものです。
その調査結果をもとに、旅館様がよい方向に進んでいただければ、こんな幸せなことはありません。
調査費用以上の結果が出ることを願って、私たちは調査を行います。
たかが調査。
されど調査。
私たちはそこに全力を尽くし、日々、泥臭い準備と情報収集を行っています。
『宿スパイ』という名前にはそういった私たちの決意と、そうありたいという願望が込められているのです。
もし、そのことを少しでもご理解いただければ幸いです。






